☆昨日は午後3時から水戸奏楽堂というところで、ピアノとヴァイオリンのDUOがあったので行ってきた。
☆水戸は初めてで、偕楽園やあんこう鍋を食べにい行きたいなぁと思ってはいた。こんな真夏に行くことに。
☆ピアニストの秋場敬浩さんは好きなピアニストで、非常に豊かな音の世界を作る人。
☆芸大ピアノを首席で卒業後、同大学院やモスクワ音楽院に学び、世界の各地で活躍している。
☆僕がなんやかやと説明できるわけではないけれど、背が高く、手の大きさにはびっくりするほど。
☆アルメニアやエストニアなどの国や文化に詳しくて、音楽も紹介してくれる。
☆昨日はチャイコフスキーの「なつかしい土地の想い出」・・たいていの人は聴いたことがある曲・・からアルメニアの「ババジャニアン」という作曲家のヴァイオリンソナタというものすごい曲まで、アンコールを含めて2時間半。ピアノとヴァイオリンの烈風にさらされた。
☆風にさらされたと言えば、我が家から水戸まで2時間ちょっとで行ってしまったため早く着きすぎ、近くの八幡神社に行ってみたところ・・。
☆昼過ぎのかんかん照りの駐車場に車を止め参道に近づいて行くと、何となくなつかしい雰囲気がある。
☆思わず鳥居をくぐらずにそのまま進むと、なんと目の前の風景が一変し、眼下に田園の広がる高台に出た。
☆この季節にはあり得ないほど心地の良い風が吹いている。
☆ふと看板に気がついて読むと、「烈公御涼処」「八幡宮の大ケヤキ」と書いてある。
☆水戸の第九代藩主、斉昭候の御涼み場所だという。後で調べると、ここは那珂川の河岸段丘の上にあって、なるほどだからこういういい風が吹いているわけだ、と分かった。
☆ケヤキの日陰と那珂川からの風が相乗効果を現している。僕ら夫婦の他に誰もいない。
☆こんな場所で、ベンチがあればいつまでもいたに違いないほど、豊かな時間と空間。水戸奏楽堂と八幡宮の二つの豊かな風を浴びた日曜日だった。